重症度、医療・看護必要度(看護必要度)とは

トリさん
診療報酬?が改定されるって聞いたけど、仕事量増えるのかな~?

かんごシカ
2016年度の改定を考えてはいるけど、まだ決定した訳じゃないよ。
まず基本となる重症度、医療・看護必要度(看護必要度)って分かるかな?

トリさん
7:1とか10:1のアレだよね?名前は知っているけど詳しくは知らないなぁ

かんごシカ
じゃあ今回は看護必要度の基本と法改定についてまとめるね

■重症度、医療・看護必要度とは?

簡単に言うと、【看護の業務量を表す物差し】のこと

病棟毎に患者さんの看護の必要度が違うので、同じ7:1看護でも毎日残業のある病棟と残業無しの病棟が出来てしまいます。
そのため看護の必要性から患者さんの重症度に合わせた看護の必要度を計算し、その必要度に応じて看護師の数を調整できるようにしました。
なので、7:1看護だからといって1人で7人を絶対に見ないといけない訳ではなく、1日平均で7:1になるようにしています。

2006年の診療報酬改定で、病院の入院基本料等に関する施設基準に看護必要度が導入されました。
2008年に更新され、7対1入院基本料を算定するすべての病棟で評価票から毎日患者評価をすることになりました。
2012年では7対1入院基本料の重症度が15%に引き上げ、13対1入院基本料に評価加算が新設されました。
そして2016年は・・・。

■看護必要度の項目

上記のように必要度は患者さんの状態で点数がついていて、各看護師はその項目を覚える必要があります。

A項目(医療管理):創傷処置、呼吸ケア、心電図モニター、輸血、専門的処置 等など
B項目(生活援助):値上がり、起き上がり、食事、着替え 等など

簡単に書いてはいますが、実際には厳格に運用していて各看護師さんの業務負担が増えています。

2016年改定では、上記の見直しに加えC項目の新設が考えられています。
C項目(手術などの医学的状況):開頭手術,開胸手術,開腹手術,骨の手術,胸腔鏡・腹腔鏡手術,全身麻酔・脊椎麻酔の手術,
救命等に係る内科的治療

■法改定の基本

医療費は大事ですが、無駄が有るのではないかと考えている国と、それは違うのではないかと考えている病院側で調整を行っているのが現状です。

今回の法改定は財務省から提案があり、厚生省が改定案を出しています。
現在、社会保障費の3割が医療に使われています。

今回の改定のC項目を行うと、重症とカウントされる割合は約32%に増加する試算が出ています。
ただ、今回はこれだけではなく、7対1病棟での基準である重症割合を25%に増加する案も合わせて出ています。
これを行うと7対1病棟に対応できなくなる病院が一定数でてくると考えられています。

■看護師の求人、転職への影響

法改定に大きな変更が無く進めば、現状の7対1病棟は5%ぐらい減ると考えられています。
ただ、看護師さんが働くのは7対1病棟だけではありません、10対1病棟もありますし、クリニックや診療所で働くのもあります。

トリさん
結局はまだ決まっていないってことなんだね。

かんごシカ
そうだね。こういう情報は転職時期や求人数にすごく影響があるので、詳しいことは医療ワーカーのアドバイザーに相談してみようね。

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