悪阻がひどい妊娠初期を乗り切れ!これで私も新米ママナース♪

毎日ハードワークをこなす看護師。

「まさか自分が妊娠なんて」と思っていたけれど、実際に妊娠が発覚したらやっぱり嬉しいものですよね。

性別もまだわからない妊娠初期でも、「産まれたらなんて名前にしようかな」「どっちに似るかな」なんて幸せいっぱいな想像がめぐります。
幸せな想像が一周終わったころにやってくるのが「今後の不安」ではないでしょうか。

とにかくお腹の赤ちゃんが元気に育ってくれることが第一優先ですが、日に日にひどくなる悪阻に耐えられるのか?職場にはいつ報告するのがベスト?
一気に考えないといけないことがでてきてパニック状態に陥る人も少なくありません。
今回は、そんな悩める看護師へ。
先輩ママナースの経験を元に、悪阻の対策や病院への対応あれこれを紹介します♪

妊娠初期の症状ってどんなの?ママナースの体験談

妊娠初期とは、0週~15週目のことをいいます。
もちろんまだ妊婦のお腹は大きくなっておらず、見た目では妊娠はわかりません。
しかし、この時期はお腹の中で凄まじい変化が起こっています。

すごい勢いとスピードで受精卵が細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんの「心臓」や「手足」など形成しているのです。
実際に妊娠初期に悪阻を体験したママさんナースに当時を振り返っていただきました♪

  • 胸が張るように感じたり下腹部に痛みを感じるなど、徐々に身体の変化を感じました。(34歳/クリニック勤務)
  • 匂いに敏感になり、吐き気を感じることが急激に増えました。食事介助が一番つらかったです。(30歳/総合病院勤務)

症状の出方は個人差がありますが、妊娠初期は「悪阻(つわり)」を感じる人が増える時期です。多かれ少なかれ妊娠初期の妊婦はいろいろなマイナートラブルを抱えながら生活をすることになります。

どうしても吐き気がおさまらない場合に、代われる仕事は任せるなど周りの協力は必須です。
安定期に入るまではなかなか公にできませんが、直属の上司や信頼の置ける看護師仲間には伝えておいても良いでしょう。

ママナースも体験した!妊娠初期の悪阻トラブルと対策


ひとことに「悪阻」といっても、その症状は様々。
二日酔いがずーっと続いているような感覚で、胃のムカムカが続く人もいれば、胃が水すらも受け入れず何を口にしても吐いてしまう人もいます。
あまりにもひどい場合は職場と早い段階で働き方の相談をしたほうが良いでしょう。
そこまで悪阻がひどくなく、ある程度コントロールできそうな場合は、以下を対処法として参考にしてみてくださいね♪

匂いつわり

匂い悪阻でよく耳にするのが「米の炊いた匂いが無理になった」「香辛料の匂いが苦手」「甘い匂いで吐き気を感じる」など特定の匂いに異常に敏感になる症状。

その匂いを嗅いだだけでトイレに直行・・・。そのまま嘔吐なんてことも。
しかし病棟で働く看護師は、患者さんの「食事介助」も仕事のひとつです。
「配膳」だけでも匂いにやられてしまいます。
経管栄養を用意する際に、温めた経管栄養剤のにおいだけで吐き気を催してしまった人もいるようです。
対処法としては、なるべく食事介助にかかわる業務にはいらないこと。できる範囲内で代わってもらいましょう。
人手不足などの理由で難しい場合にはマスクを2重にするのがオススメです。
完全防備ではありませんが少しは軽減されるでしょう。

食べつわり

食べつわりの人は、空腹になると吐き気がひどくなります。
食べ過ぎても結局気持ち悪くなるのですが、全く食べないと余計に辛いのです。

一気に沢山たべるのではなく少量を小まめに食べて対策している妊婦が多いようです。
とはいっても看護師の仕事はハード。そんな頻繁に休憩にいくこともできなでしょう。
あらかじめ「小さいおにぎり」「クッキー」「小さいパックタイプのゼリー」などを職場に持っていっておきましょう。

お弁当を1日に何度も広げていたらさすがに「おかしい」と思われますが、2~3分でパッと食べられるものであれば、周りにそこまで変に思われることもなさそうですね。

眠りつわり

妊娠12週目ころまで続く妊婦が多いです。
妊娠すると「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンが分泌されます。
を上げ、眠気を促す効果もあるので、むしょうに眠くなります。

赤ちゃんに栄養を与えるために妊婦が余計な栄養を使わないよう眠気を起こすとも言われています。
いずれにせよ、寝られる時は寝るのが一番良いでしょう。
しかし、勤務中はそう簡単にいきませんよね。
勤務中に眠気が襲ってきたときには「手をマッサージする」のがオススメですよ!
中指の爪の生え際あたりで親指側にある「中衝(ちゅうしょう)」という眠気を抑えるツボがあります。
手であれば気軽に押せるし不自然ではありません。
耳にもたくさんのツボがあるので上や下に引っ張ったり、もみこんだりするだけでも少しはスッキリできますよ♪

妊娠初期は悪阻がひどい。「職場への報告」はナースの仕事に支障が出る前に!

妊娠が発覚したら、嬉しい気持ちと今後職場に迷惑をかけないようにと早い段階で報告する方もいますが、妊娠初期は流産の可能性が高いといわれています。
そのことを心配して、すぐに報告しない方もいるようです。
確かに、なにが起こるかわからない妊娠初期に報告し、万が一流産してしまったら、その報告もしなくてはいけません。考えるだけで辛いですよね。

妊娠16週~27週にかけて「安定期」に差し掛かるので、流産の可能性はかなり低くなります。体調も安定してくるこのタイミングで職場へ報告する看護師が多いですね。
また、妊娠初期に「夜勤」に入っても大丈夫なのか心配になる方もいると思いますが、妊娠初期の流産は受精卵、遺伝子異常などの赤ちゃん起因で起こる場合が大半です。

そのため、夜勤の有無は流産のリスクにあまり影響はないとされています。
出産後になにかとお金がかかるので働けるうちは夜勤も入って問題ないでしょう。

ただし「自身の体調が悪くて夜勤に耐えられない」「産婦人科の担当医から夜勤を減らすよう言われた」等があれば自分だけの判断ではどうしようもありませんので、早めに職場へ報告・相談をしておきましょう。

最後に

看護師でバリバリ働いていると、妊娠初期の自分と赤ちゃんの体調だけでなく周りへの影響や接し方についても気を使ってしまいますが、母体と赤ちゃんの健康に変えられるものはありません。
看護師としても母親としても授かった命を大切に育んでいってくださいね!

妊娠初期で大変な想いをしている看護師が、元気な赤ちゃんを出産できますように♪

 

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