
赤ちゃんがかかる病気は思いのほか多く、特に生後3か月目以降から感染症などにもかかりやすくなります。
赤ちゃんが繰り返し病気になってしまうのは成長過程ではしょうがないことなのですが、
時には重大な病気にかかってしまうこともあるので赤ちゃんがかかりやすい病気について
詳しく知っておきましょう。
■乳幼児に多い病気の種類と対策
赤ちゃんの様々な症状から、どのような病気にかかっているかを把握しておきましょう。
◆高熱が出るもの◆
インフルエンザや咽頭、おたふく風邪等があります。特に高熱を伴うとけいれんやひきつけを起こすことがあります。初めはびっくりしてしまいますが数分ほどで落ち着いてくるので、主治医から処方されている解熱剤をきちんと飲ませて熱を下げてあげましょう。
◆ウィルス性の病気◆
水ぼうそう、リンゴ病、手足口病、風疹などがあり、脳炎や高熱でけいれんなどの合併症などもまれに起きたりします。
◆嘔吐を伴う下痢◆
ノロウィルスやロタウィルスの可能性が高いです、合わせて脱水症状も引き起こすかもしれないので水分はしっかり与えましょう。
◆アトピー性皮膚炎◆
顔に赤いぼつぼつができたり、肌がカサついたり、ただれてジクジクするなどの症状があります。家族の中にアレルギー体質を持っている方は赤ちゃんに遺伝する事があるので早めに受診しましょう。きちんと塗り薬を塗ってあげていたらよくなることが多いので「アレルギーだから食べ物で発疹が出たのかもしれない」と自己判断で食品制限をしないようにしてください。
◆先天性の病気◆
産後すぐにわかる病気は少ないです。
しかし、先天性の病気は1~3か月検診などの際にわかることがあり、体の骨が曲がっていると同じ方向にしか向かなくなったり、左右の足で開く幅が異なったりすることがあります。
異変を感じたときはすぐに医師に診察してもらいましょう。
■ママからの免疫で赤ちゃんを病気から守る
赤ちゃんはママから生まれてくる時点で、ある程度の月日までの免疫をもっています。そのため、生まれてからしばらくは風邪などになりにくいといわれています。風疹やおたふく風邪などもママからの免疫が十分であったら生後約10か月目まではかかりにくいようです。しかしママからもらえない免疫もあります。
百日咳や結核は免疫をもらえず、周囲から移ってしまう可能性があるので、生後早い段階から注意が必要です。
ママの免疫力は赤ちゃんを守ってくれるものなので産前には特に、ストレスをためないように健やかな生活を心がけるのも大切です。
■病気の初期症状を見逃さないようにしましょう
赤ちゃんは自分の症状を言葉にできないので、熱っぽい、鼻水や下痢、皮膚に発疹が出ているなど、赤ちゃんの僅かな変化に大人が気づいてあげる必要があります。
赤ちゃんの機嫌が悪く、ミルクをあげてもおむつを変えても泣き止まない時などは、赤ちゃんからのサインだと考えて
「いつもと違うと感じることがないか」気をつけてみてあげることが大切です。
初めてママになられた方はこのような症状に気づきにくいかもしれませんが、何か不安に感じたり、おかしいなと思ったらすぐに医師に相談しましょう。
そして病院に行った際は医師に症状を詳細に伝えるようにしてください。
これからママになっていく人たちにとって「子育て」は不安なことが多いでしょう。
今回の記事でママたちが「赤ちゃんの病気」に直面した際の冷静な対応力を身につけ、子育てへの不安を少しでも軽減できれば幸いです。