今回は夜勤専従常勤のメリットとデメリットを説明するね!
■夜勤専従常勤って?
夜勤専従常勤は夜間勤務にのみ従事する働き方の事です。
雇用形態は特に決まっていなく。常勤・非常勤、パートタイムと揃っています。
夜勤時間の上限はありませんが、日本看護協会の提案では基本給は維持したままで所定労働時間の縮減(月144時間を上限)を行うようにと提案されています。
夜勤1回の勤務時間は8時間、12時間、16時間というのが一般的です。(他の時間タイプもあります)
そのため、16時間勤務の場合は月9回、12時間勤務の場合は月12回までの勤務で144時間となります。
日勤常勤の方よりも勤務時間が短いのですが、これは夜勤での負担が日勤よりも重いためです。
■夜勤専従常勤は誰でもできる?
基本的に夜勤ができる看護師は常に不足しています。
しかし、夜勤をしたがる看護師は多くはいません。
でも、夜間に働ける看護師は必要です。
そこで夜勤専従常勤の看護師を雇うことになります。
夜勤専従常勤では夜勤の時間制限がありません。
そんな意味では、どんな看護師でも採用されそうですが、不採用になることもあります。
夜勤では、働いている看護師の人数も少なく、一人一人がその場で判断する必要がでてきます。
なので、新人看護師やブランクのある看護師は採用され辛い傾向にあります。
ただ、そこはヤル気を見せるなどで埋めることもできますので、諦めずにチャレンジしましょう。
■夜勤専従常勤のメリット
夜勤専従常勤のメリットといえば、やはり給与面が違う所です。
夜勤手当だけで見れば夜勤パートの方が夜勤専従常勤よりも高いこともありますが、
月給ベースで見れば夜勤専従常勤の方が手厚くなっていることが殆どです。
勤務先にもよりますが、年収600万円オーバーとなる病院もあります。
夜勤専従常勤では一定のシフトで働けるのもメリットです。
夜勤を含む日勤常勤では、日勤の日、夜勤の日とシフトが混ぜこぜですが、
夜勤専従ではシフトが一定のため、生活リズムが崩れず体力的に楽であることがあります。
■夜勤専従常勤のデメリット
メリットがありますから、当然デメリットもあります。
一つは体調への影響です。
シフトが一定で体力的に楽になりやすいと言っても、本来太陽が出ている時に働いている
人間が夜間に活動していると体調が悪化しやすくなることがあります。
もう一つは、夜勤主体のため、日勤時の情報が入ってこないことがあるという点です。
通常の常勤では、日勤と夜勤両方を行うので各患者さんの情報は分かっていますが、夜間のみの場合患者さんと触れ合うこともありませんので、何か起きた場合に対処に遅れてしまうことがあります。
■夜勤専従常勤で気を付けるポイント
仮眠時間はどれだけあるのか
とても大事なことなのでココだけはキチンと確認しましょう。
夜勤では2時間ぐらい仮眠時間が貰えるのは普通ですが、法律上は1時間で大丈夫なのです。
なので休憩時間が1時間しかない夜勤専従常勤が存在します。
また、仮眠時間は設定されていても、忙しくて取ることができない病院もあります。
キチンと休憩が取れる病院を探して下さいね。