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看護師なら知っておくべき!?七草粥の由来と簡単レシピ

みなさんこんにちは★
もうすぐ1月7日。

この日には七草粥を食べるのが風習になっていますよね。
ところで、「どうして七草粥を食べるようになったのか」その由来をご存知でしょうか?

看護師なら知っておくべき「七草粥」の由来と一緒に、簡単レシピも紹介致します♪

看護師が知っておくべき七草粥の知識とは

七草粥を食べるようになった由来

1月7日は、《七日正月》や《七草の節句》という名称のほか、《人日の節句》とも言われています。
これは、古代中国で、正月1日に鶏、2日に狗(犬)、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀を占う風習があったことが理由です。
7日は、人を大切にする「人日(じんじつ)」とされ、邪気を祓うために七草の入った粥を食べ、一年の無病息災を祈ったのだそうです。

古代中国の文化が、日本に伝わり「七草粥」になりました。
大切な家族や周りの人の健康を祈って出来上がった風習なんて素敵ですよね!

春の七草の種類と効果

● 芹(せり)

“競り(せり)勝つ”という意味も含まれています。
芹の葉や茎にはβカロテンがたくさん含まれており、活性酸素を抑え、免疫力を高める働きをしてくれます。動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から身を守ってくれる効果があります。

●薺(なずな)

撫でて汚れを除く”という意味が含まれています。
ぺんぺん草とも言いますよね。

殺菌・消炎・止血・血液循環促進・抗菌・利尿・収斂・血液低下・解熱作用などの効果が期待できるとされています。
月経過多といった症状の改善目的に使われることもあり、女性の味方ともいえる食材です。

●御形(ごぎょう)
別称は母子草で、草餅の元祖です。

痰や関に効果的で、のどの痛みを和らげてくれる働きがあります。風邪予防や解熱に効くとされていて、人の健康のために必要不可欠です。

●繁縷(はこべら)
はこべと呼ばれることもあります。
タンパク質やミネラルが豊富で、口臭や歯槽膿漏にも効果があるとされています。

●仏の座(ほとけのざ)

食物繊維が豊富で、大腸がんの予防に大きな影響があると言われています。他にも、鎮痛作用や解熱作用があると言われています。

●菘(すずな)

“神を呼ぶ鈴”とも言われています。
胃腸を整え、消化を促進してくれる働きがあります。
しもやけやそばかすなど肌トラブルにも効果的とされています。

●蘿蔔(すずしろ)

これはお馴染み“だいこん”のことです。
風邪予防や美肌に効果的といわれています。

七草粥のことは知っていても、意外と意味や種類まで人は少ないようです。
日々、患者さんの健康のために働く看護師として、この内容がさらっと言えたらカッコいいのではないでしょうか♪

看護師に作ってほしい七草粥レシピ

七草粥が健康に良く、大事な風習だとわかっていても、時間がない看護師さんにとってはそれだけの理由で七草粥を作る気になれない人もいるようです。

忙しい看護師さんでも作ってみたくなるような、おいしい時短レシピを紹介します♪

だし汁との相性◎餅入り七草粥

昆布からダシをとって作る七草粥のレシピ。
お餅は小さく切って入れるのがポイントです。

味噌味で雑炊風な七草粥

七草の独特な臭みが苦手という方には、ぜひ試してほしいレシピです。
冷ごはんをアレンジして作るので簡単!忙しい看護師さんでも挑戦しやすいですよ♪

手羽先入り◎七草粥

塩麹で味付けした手羽先が新しい食感!
年に1回とはいえ、「毎年同じ味は飽きてきた」という人には最適な七草粥レシピでしょう。

炊飯器でつくる!簡単七草粥

冷ごはんを使ったレシピよりも、さらに簡単!炊飯器に具材をいれてスイッチ一つで美味しい七草粥ができちゃいます。

炊飯器が頑張ってくれている間に仮眠もとれますね♪

今年も1年、元気いっぱい看護師の仕事ができますように

患者さんの健康のために働く看護師さんだからこそ知ってほしい内容を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
看護師の仕事はとてもハード。夜勤が続いたり、残業が当たり前な働き方をしている人にとっては体調管理も大変ですよね。

そんな看護師さんが、この記事を参考に美味しい七草粥を食べて、2018年も健康で元気に明るく仕事ができますように☆