看護師は病院で患者の診療補助や、入院生活の援助や看護をする、いわば命を預かる責任のある仕事。勤務時間が日によって違ったり夜勤もあったりと一般的な職業とは異なります。
「やりがいもあるしがんばって取得した国家資格も活かして結婚後も仕事を続けたい・・・。」
そんなこれから結婚を考えている看護師が今後も仕事を続けていくために、どのような職業の人を結婚相手に選べば良いのでしょうか。
看護師が結婚相手に求めるものとは
命を預かる仕事ゆえに精神的に緊張する場面が多く、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでさまざまな症状の患者さんに対応しなくてはならない看護師は、業務中のストレスもかなりのものです。
夜勤もあり、病院によっては一日中走りっぱなしというような体力的にもキツイ仕事。
結婚相手には看護師という職業に理解のある大らかな男性を求める傾向があるようです。
仕事では常に緊張を強いられる分、プライベートでは気を配ってもらう側になりたいのも大いに納得できます。
看護師が「結婚したい」と思う人気の職業とその理由
では実際に、看護師の結婚相手として人気のある職業とはどんなものがあるのでしょうか。
カンゴシカアワーで調査したところ、以下のような傾向であることがわかりました。
- 医師
同じ医療現場で仕事をしているので仕事の大変さを理解してもらえる、一般的に高収入、社会的イメージが良い
- 公務員
リストラの心配がなく安定感があるため将来設計が立てやすい、社会的信用性が高い、残業も少なく家事を分担できる
- サラリーマン
プライベートでは仕事のことを考えずに過ごしたい、医療現場とはちがう空気を感じられる、自営業より安定している
これらの職業は収入が安定しているという点で人気があるとも言えます。
看護師であろうとなかろうと金銭面が重要であることは言うまでもありません。
良いことばかり?気になる点はどんなところ?
人気の職業は本当に看護師の結婚相手として向いているのかを考えてみましょう。
まず、医師が結婚相手の場合、仕事の大変さを理解してもらえる半面「プライベートでも仕事の話になる」「職場で医師の嫌な面を目にしてしまう」「多忙であるため家事・育児の分担を求めにくい」などのデメリットもあります。
公務員は規則的なスケジュールで生活するため、生活リズムや自身のライフスタイルが崩れるのを嫌がるなど保守的な人が多いそうです。
看護師は夜勤も多く、勤務時間も長いため「すれ違いがおきやすい」ともいえますよね。
また、一般的なサラリーマンにとって看護師は特殊な仕事であるため「なかなか仕事の大変さを理解してもらえない」ということも時にデメリットになるようです。
フルタイムで看護師の仕事を続ける場合は、収入が夫より上になるケースもあるので「相手のプライドを傷つけてしまうのでは」と気を使ってしまうなどの意見もありました。
こんなはずじゃなかった・・・にならないためには
職業ごとにメリット・デメリットをみていくと、共働きの生活を続けていくなかで「家事分担」や「時間のすれ違いのいかになくすか」ということが大事であるとわかります。
結婚当初は2人だけの生活ですから家事はそこまで問題にならないかもしれません。
単純に「人気の職業の人と結婚できてラッキー」と思うこともあるでしょう。
しかし将来出産し、育休を終えてからハードな仕事に復帰するのに家事や育児の分担は重要な条件のひとつになってきます。
そもそも「家事・育児は奥さんがするもの」というような考え方の人を相手に“円満な結婚生活”を続けていくのは難しいでしょう。
「看護師の仕事を続けていきたい」と考えているのに分かってもらえないどころか家事や育児を押し付けられるのは辛いですよね。
相手がどんな職業についているかにかかわらず看護師という仕事に理解があって、協力してくれる男性が理想的といえます。
もちろん職業と結婚するわけではありません。今回ご紹介した人気の職業はあくまでも傾向であり、結婚相手を選ぶときに大事なのはあくまでも「人柄」「相性」です。
将来設計を立てるうえで夫となる人の職業を軸にする時、良い点・気になる点を参考にしつつ自分はどこまでなら譲ることができて妥協できないところは何なのか、よく見極めて相手を選びましょう。